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国の特別天然記念物「石徹白の大杉」

巨木・巨樹とは

日本において巨樹、巨木と呼ばれる木のしっかりと定まった規定があるわけではありませんが、1988年に環境省が巨樹・巨木林調査を行った際は規定を地上高1.3mで幹回りが3m以上のものを巨木と認定しました。
(生物多様性情報システム 巨樹・巨木林調査:https://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f.html



巨樹・巨木林調査は2000年にも行われそこで、認定された巨木は64,479本になります。
スギはその中でも巨木と認定されている本数が14,869本と一番多く認定されています。
これはほかの樹種と比べてみてもダントツで多く、二番目にケヤキの9,452本。三番目はクスノキで5,926本です。

参照先: 第6回基礎調査巨樹・巨木林
フォローアップ調査報告書

まさにダントツともいえるべくの本数が認定されています。
ちなみに本数が多いからといって、日本で一番の巨木がスギというわけではなく、日本で一番大きい巨木は鹿児島にある 『蒲生の大楠』 と呼ばれているクスノキです。
また、面白いことにTOP10にもクスノキが6本も占めていて、スギはTOP10には入っていません。

石徹白の大杉

さて、岐阜県にはそんな「スギ」の中で巨木TOP10に入り、かつ岐阜県で一番の巨木である「石徹白の大杉」という杉があります。

石徹白というのは岐阜県内にある地名で、岐阜県郡上市に位置しています。
いとしろ大杉は
樹高は25mで幹回りは13m。
樹齢は1800年といわれています。

日本のスギの中では6番目に大きく、約1万4千本の中でも群を抜いて大きい巨木だといっていいでしょう。

国の特別天然記念物にも指定されており、かつては日本で一番大きい杉だといわれていた時もありました。

また、国の特別天然記念物は植物の中でも30件しか認定されておらず、岐阜県ではこの石徹白の大杉のみ。
天然記念物の中でも、特に重要なものに指定されているため、「特別」とついております。

岐阜の木を語る上で外せない「石徹白の大杉」
ぜひ一度ご覧ください。


【 住所 】〒501-5231 岐阜県郡上市白鳥町石徹白
【 駐車場 】あり
【 時間 】 白鳥インターから60分