岐阜の巨木林ツアー File1
岐阜県には実は巨木が多いことをご存じですか?
2001年に行われた巨樹・巨木林調査では、岐阜県は全国で10番目に巨木が多いことが分かっています。
(生物多様性情報システム 巨樹・巨木林調査:https://www.biodic.go.jp/kiso/fnd_f.html)
今回はそんな岐阜県の中でも巨木が多く集まっている場所が分かったので、そのうちの上位5か所を順番に紹介をしていきたいと思います。
岐阜県内の上位5か所は以下の通りです。
1位 白山国立公園
2位 白山神社
3位 水無神社
4位 洲原神社
5位 神淵神社
リストを見ると、その多くが神社であることがわかります。
境内や鎮守の森は基本的には伐採されることが少ないため多くの巨木が残っているんですね。
さて、今日ご紹介するのは、この上位5か所中の2か所です。
水無神社
3番目に巨木が多いとされる水無神社は岐阜県高山市にあります。
すでに鳥居をくぐる前から存在感のあるスギの大木が見えます。
このスギは『水無神社の大スギ』。
樹齢およそ800年と推定されているこのスギは、樹高45mの大木で、県の天然記念物に指定されています。
境内には樹齢800年ほどのイチョウのほか、樹齢450年ほどのカツラなども生息しており、社殿を囲むように並ぶ鎮守の森も圧巻です。
右の写真は『ねじの木』と題されていますが、樹種としてはヒノキのようです。
現在は枯れてしまっているようですが、大木であったことがうかがえます。
飛驒一宮水無神社
【 住所 】 〒509-3505 岐阜県高山市一之宮町5323
【 駐車場 】 あり
洲原神社
4番目に巨木が多いとされる洲原神社は、岐阜県美濃市にあります。
こちらの神社にも駐車場から向かうとすぐにスギの大木が並んでいます。
ちなみに洲原神社は川沿いに位置しており、昔は川の上流から船に乗って参拝されることがあったようです。
そのため、川側にも階段が伸びており、川側から神社を見上げると(右下の写真)、写真に納まりきっていないほど大きなスギ2本が出迎えてくれます。
境内の中でもひときわ目立っているのが下の写真にあるヒノキ。
「男桧」「女桧」と称された大木です。
特に男桧はかなりの太さを持っています。
洲原神社
【 住所 】 〒501-3706 岐阜県美濃市須原468-1-1
【 駐車場 】 あり
いかがだったでしょうか。
巨木林というだけあり、一本のみ大きな木がたっているというわけではなく、どこを見ても大きな木があるといった圧巻の場所でした。
実際に目で見る巨木は写真とは全く違う迫力があるので、
気になる方は、ぜひ一度現地に立ち寄ってみてください。