素早く、丁寧に。
原木仕分けの現場
岐阜県産材ができるまでの流れ
伐採された原木が集結!
ここの共販所では月に2回の市を開催しています。東濃地区にあるだけあって、さすがに「東濃桧」の取扱量が大変多い共販所です。山で伐採された原木はその場で選定できるような場所がない場合は、まとめてこちらに運ばれてきます。そしてここで選別されて、市が開催されその後製材工場へと運ばれていきます。
作業スタッフが器用に重機を扱い、1度に数本の原木を素早くつかみ取ります。
原木の径のヒミツ
原木1本1本に出品者と径のサイズが書かれています。赤色のペンで書かれている数字が径のサイズで、偶数で書くことが決まりとなっています。たとえば23cmの原木は「22」と書かれます。
1回の市での取扱量は300~500㎥程度だそうです。
原木が仕分けレーンへ
次に集められた原木を選木機にかけて、細かくサイズごと原木の状態(真っ直ぐか小曲りか、節の状態)で仕分けしていきます。
最初に機械に通すために集めた原木を選木機まで運びます。この作業もまっすぐに原木がレーンに乗るように運ばなければいけないので、経験と技が必要な作業です。
経験をもとに瞬時に判断
流れてきた原木1本1本を目視で、径のサイズと原木の状態によって選定し、そのボタンを押すことでコンベアから降ろす位置が決まります。曲りなどの原木の状態は担当者が目で見て判断するので、経験と瞬時の判断能力が必要になります。
美しい原木の山
選定された原木は、そのままレールに乗り、指定の位置に来ると自動的にレーンから落とされる仕組みになっています。同じサイズで同じ規格の原木が1か所に集まるような仕組みになっているので、そのまま運ぶと同じ規格の原木ばかりが集まった山が出来上がります。
同じ径の原木がそろうので、見ていても形がそろってとてもきれいに見えます。
皮がむけないよう注意
重機でつかんだり降ろしたりの作業を繰り返すうちに木の皮がむけてしまう。その皮を集めた山がこんな状態に。皮がむけると乾燥が進んで木が割れてしまう可能性があるので、あまりむけないようにはしているということ。むけた皮の問題は選木機にも。機械の周りに皮が集まり、詰まってしまうこともあるので、気を付けているそうです。
取材協力:岐阜県森林組合連合会 東濃共販所
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