木を余すことなく
使い切る技術
岐阜県産材ができるまでの流れ
大量の材木を管理、
仕分けできる大型工場
山で伐採された原木がここに集まってきます。山で径級ごとに仕分けられているもの以外は、この土場で仕分けられます。
まずは皮剥ぎから
皮むきの機械を通して、まず最初に木の皮をむきます。
向きを揃えて両端をカット
向きを揃えてセットし、ここで丸鋸で両端をカットします。この工程も全自動で行われていました。 そのまま1本ずつ製材工程へとコンベアに乗って運ばれていきます。
角材以外も
コンピューターで解析
丸太の中心を柱材用に製材されたものが運ばれているところです。
中心部を製材した残りの部分はスキャン画像をコンピューターで解析し、それぞれ加工する適切な部材を自動で判断されます。そして加工されるために各工程へと運ばれていくのです。
乾燥作業はおがや
木の皮などを再利用
製材が終わったものは、 このように 桟を挟んで自然乾燥の工程にはいります。 物によっては人工乾燥をかけることもあり、ここでは15基の乾燥機が常時動いているという状態でした。
写真の様に場内で出たおがや木の皮などもこのようにして集積場に集められていきます。そして利用されていくのです。
この工場ではすべてを余すところなく使い切ることをモットーとしていて、「木の皮」「モルダーのかす」を燃料として燃やし、そのボイラーの蒸気で製材した材料を乾燥させます。
「おが」は湿気があり、燃やすと火力が落ちるため、買い取ってもらえる業者に渡します。さらにもえた灰も業者に引き取ってもらっているそうです。「チップ」は製紙会社に販売します。
工場内で発生した「木の皮」や「モルダーがけのカス」は集積場に集めた後、ボイラーで燃やし、その水蒸気熱を使って乾燥させるということです。工場内に蒸気のパイプが配備されていて、そこを通って乾燥機まで行きます。
専任スタッフによる
メンテナンス作業
機械の刃を研ぎます。これが商売道具なので、研磨作業は欠かせません。ひと刃ずつ丁寧に研磨していきます。ここにも専任スタッフを配置しています。
最後まで残った素材も販売
「おが」は水分を含んでいて、燃やしても火力が落ちてしまうので、買い取ってもらう。またシップは製紙会社に販売しています。 ボイラー熱のために燃やした灰も業者に買い取ってもらいます。このように工場内では木材のすべてを使い切ることを目標としています。
取材協力: 長良川木材事業協同組合
ぎふの木で“家”を建て
“森”を守る
ぎふの木ネットでは、県産材を使った家づくりを推奨しています。県産材を使うことで、耐久性や健康に良い家を建てることができます。また、地域の産業にも良い影響があります。
ぎふの木で家を建てるなら、
ぜひご相談ください
- 岐阜県の木について知ることができる
- 家づくりのパートナーを探せる
- 建築や資金計画の相談ができる
- 「ぎふの木の家」を見学できる