省エネ情報

省エネのためにできる事

断熱と省エネの関係性

家庭の電気料金は4年で約25%アップしています。

2005年以降で電気料金(単価)が最も低かった2010年に比べ、2014年では家庭用の電気料金で約25%上昇しています。使用料の増加と料金アップのダブルパンチで支払額はさらに倍増しています。
電気料金が25%アップというと、かなり家計には大きなダメージとなっていますね。

家庭用電灯料金の平均単価の推移
出典:電力需要実績確報(電気事業連合会)、各電力会社決算資料等を基に作成(エネルギー白書2015より)
掲載資料提供: YKKAP株式会社
家庭で消費するエネルギーの約4分の1は冷暖房費です。

家庭のエネルギー消費量のうち、冷暖房による消費量が約25%を占めています。家庭での消費量を減らすためには、冷暖房の消費量を減らすことが大きなポイントになるのです。ここ数年夏の時期の酷暑やゲリラ豪雨など、環境も変わりつつある中で、冷暖房費を削るのはなかなか困難なことですが、断熱も含めて考えると冷暖房費の節約ができる方法があるのです。

世帯あたりの用途別エネルギー消費
出典:日本エネルギー経済研究所「エネルギー・経済統計要覧」、資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」、総務省「住民基本台帳」を基に作成」
掲載資料提供:YKKAP株式会社
断熱で冬、同じ室温でも暖かさが違う

同じ温度でも体が感じる温度(体感温度)が違うことをご存知ですか?例えば気温が30℃の時、道路と緑の多い公園にいるのではどちらが涼しく感じられるでしょう。下の図は断熱性能が高い家と低い家で、同じ室温20℃で体感温度がどのくらい違うか示したものです。室温が同じでも、床、壁の表面温度が低いと寒く感じられることが分かります。断熱性能を高めると表面温度があがり、室温20℃でも十分暖かく感じられるようになります。
また室内の温度ムラが少なくなるため、足元も壁際も暖かく快適に過ごせます。

冬、同じ室温でも暖かさが違う
2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20)パンフレットより作成
掲載資料提供: 旭ファイバーグラス株式会社
断熱で夏、クーラーが効くようになる

断熱性能を高めることでクーラーが効きやすくなり、夏もぐんと過ごしやすくなります。特に夏は小屋裏内の温度が50℃近くまで上がるため、天井に断熱材を施工していないと小屋裏の熱が伝わり天井の表面温度が上がるため、同じクーラーの設定温度でも暑く感じられます。 天井にもしっかりと断熱材を入れ、たてものの断熱性能を高めることで27℃設定でも涼しく快適に過ごせます。

夏、クーラーが効くようになる
掲載資料提供: 旭ファイバーグラス株式会社

このように断熱と省エネの関係性を示す例をいくつかご紹介しました。実際に断熱を考えることはとても重要なポイントですが、それ以外に少しでも光熱費を下げる工夫はできると思います。

  • 電気代の高い家電の使い方を見直す。(例:冷蔵庫の設定温度、食材の量。エアコンの設定温度など)
  • テレビなど電化製品は主電源から切る。
  • 照明器具を省エネタイプに変更する。
  • 古い家電を買い替える。

など工夫次第で様々な節約ポイントがありますので、それぞれできる範囲で取り組んでみてはいかがでしょうか。筆者が最近取り組んでいるのは、見ない時間帯のテレビを消すということです。意味もなくテレビをつけていると、それだけで室温も上昇し(冬は暖かくなるので良いかもしれませんが)、電気代も増えてしまいます。必要な番組だけに絞り、ボーっとする時間を減らして、その時間を有効に使うことでいかに無駄な時間が多かったかに気付かされます。その空いた時間で、今までやろうと思ってできなかった何か新しいことを初めてみるのもいいかもしれません。
限りある資源も時間も有効に使いたいものですね。

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